江戸プロフェッショナル 必殺商売人
放映期間 : 1978年 2月17日〜1978年 8月18日
放映時間 : 毎週金曜日 22:00〜22:54
放映時間 : 毎週金曜日 22:00〜22:54
【 メインキャスト 】
| 中村主水 | : | 藤田まこと |
| 新次 | : | 梅宮辰夫 |
| 正八 | : | 火野正平 |
| 秀英尼 | : | 鮎川いづみ(鮎川いずみ) |
| - - - | ||
| せん | : | 菅井きん |
| りつ | : | 白木万理 |
| - - - | ||
| おせい | : | 草笛光子 |
| - - - | ||
| (その他のレギュラー・セミレギュラー) | ||
| 花竜 | : | 八木孝子 |
| 蝶々 | : | 森みつる |
| お梶 | : | 小柳圭子 |
| 与力 坂口 | : | 有川 博 |
【 内容・設定 】
- 「新 必殺仕置人」の最終回で仲間の鉄(山崎 努)を失い、廃人同様になってしまった己代松(中村嘉葎夫)と彼を田舎へ連れて行ったおてい(中尾ミエ)を見送った中村主水(藤田まこと)と正八(火野正平)。正八は、絵草子屋から昼は足力屋、夜は根津の高灯台で火の番と、職替えをしていた。正八は江戸で同心を続けていた主水と、時々つるんでケチな小遣い稼ぎをしていたようである。ある時、正八は見知らぬ男女2人が裏の仕事をしているのを目撃しする。
- お馴染みの中村家には、中村家史上最大の事件が起きる。主水の妻・りつ(白木万理)の懐妊である。もちろんせんとりつにとってこの事件は大喜びであったが、主水にとってそれは複雑な心境をもたらした。人の親になるかもしれないという微かな喜びにも勝る、自分は父親になる資格があるのかという戸惑いと躊躇い。とは言っても、りつの妊娠に奮い立った主水は、正八から聞いた闇の商売人を自らの手でお縄にしようと奮起する。が、その二人について調べていくうちに、結局はまた闇の稼業に舞い戻ってしまうのであった。
- 一方、正八が見た商売人とは、根津の花町で踊りの師匠をしているおせい(草笛光子)と髪結いの新次(梅宮辰夫)であった。この二人は商売人としての相棒でもあり、かつては夫婦でもあった。しかし、とある事件で間違えた相手を殺してしまったことから、現在は夫婦としての関係を解消していた。おせいと新次は主水と同じ事件を追っており、主水と対立関係にあったが、正八が間に入り、この先一緒に仕事をしていくことになる。
【 シリーズの特徴 】
- りつの妊娠に始まり、りつが産んだ子供の死で終わる、主水が抱く「父親になることへの躊躇い」が、通奏低音のようにシリーズを通して流れている。主水の心の揺れが非常によく描かれた作品である。最終回で主水がほんの一瞬夢に見たせんとりつの幸せそうな顔が効果的だった。
- もうひとつ、シリーズを通して描かれたのが、おせいと新次の絆である。既に夫婦としての関係を解消してはいるが、おせいは今でも新次のことが好きである(新次はモテモテキャラである)。ことあるごとに新次を誘うが、新次のほうはいつもそっけない。しかし、新次は別の次元でおせいのことを想い、常に尽くしているのである。
- 主水と新次の最後まで溶け合わない空気も、必殺シリーズの中ではかなり珍しい。この二人は性格も生き方も真逆のようである。ただし、お互いに自分とは真逆の生き様に、実は憧れているようにも見える。またお互いに、口には出さないが相手の立場を考えているようでもある。新次が最後の仕事に一人で出かけたのはおそらく、まもなく父親になろうとしている主水への心配りだったに違いない。
- おせいと新次の生活の場が根津の花町ということもあり、いつになく艶っぽいシリーズである。また藤田まこと、草笛光子、梅宮辰夫といった顔ぶれのせいか、非常に大人っぽい雰囲気のシリーズでもある。既に何人もの仲間を失っている主水、間違った相手を殺してしまったおせいと新次、人殺しでありながら父親になろうとしている闇の商売人・・・などが根本に流れ、また一話ずつの完成度も高く、非常に素晴らしいシリーズである。「必殺必中仕事屋稼業」が一番好きと書いたが、この「必殺商売人」もかなり好きなシリーズである。
【 その他・備考 】
- 必殺シリーズ第一弾から音楽を担当していた平尾昌晃が、自身の音楽活動多忙となったため、このシリーズでは担当を外れ、森田公一が音楽を担当している。必殺の世界観を壊すことなく、かつ、「必殺商売人」の艶っぽいイメージに大変良く合っている。もろ演歌の主題歌「夢ん中」をアレンジした殺しのテーマやその他の楽曲も非常にカッコイイ。
- 「必殺仕事人」第29話以降で加代役として出演し、人気を博した鮎川いずみが秀英尼役でレギュラー出演している。
【メインスタッフ】
| プロデューサー | : | 山内久司、仲川利久、桜井洋三 |
| 音楽 | : | 森田公一 |
| 撮影 | : | 石原 興、藤原三郎 |
| 美術 | : | 川村鬼世志、下石坂成興 |
| 照明 | : | 中島利男 |
| 題字 | : | 糸見渓南 |
| ナレーター | : | 桜田淳子 |
| 脚本 | : | 野上龍雄、安倍徹郎、中村勝行、岡本克己、長田紀生、保利吉紀、國弘威雄、原田雄一、松原佳成、南谷ヒロミ、辻 良 |
| 監督 | : | 工藤栄一、渡邊祐介、松野宏軌、渡邊祐介、原田雄一、高坂光幸、石原 興、南野梅雄 |
| 制作協力 | : | 松竹京都映画株式会社 |
| 制作 | : | 松竹株式会社、朝日放送 |
【 サブタイトルリスト 】
- 女房妊娠 主水慌てる
- 誘拐されて女よろこぶ
- むかし夫婦いま他人
- お上が認めた商売人
- 空桶で唄う女の怨みうた
- 手折られ花は怨み花
- うそか真実かまことが嘘か
- 夢売ります手折れ花
- 非行の黒い館は蟻地獄
- 不況に新商売の倒産屋
- 女体が舞台の弁天小僧
- 裏口を憎む男にない明日
- 裏の稼業にまた裏稼業
- 忠義を売って得を取れ!
- 証人に迫る脅しの証言無用
- 殺して怯えた三人の女
- 仕掛けの罠に仕掛けする
- 殺られた主水は夢ん中
- 親にないしょの片道切符
- 花嫁に迫る舅の横恋慕
- 暴走を操る悪の大暴走
- 殺した奴をまた殺す
- 他人の不幸で荒稼ぎ
- 罠にはまって泣く主水
- 毒を食わせて店食う女
- 毒牙に噛まれた商売人